社会人と接する際の面接時の「最低限のマナー」とは?

面接マナー


立ち居振る舞いのマナーを最初に実践する場が、面接選考だ。人気のあるコースはインターンシップ参加の段階で面接がある場合もある。企業への意欲があっても、態度が悪いとその気持ちは伝わりにくい。おじぎや姿勢に注意して、失礼のないよう振る舞おう。


受付


大学名と氏名を告げ、何の用件で誰に会いに来たかを簡潔に伝えよう。会場に着いたときから面接は始まっているという意識で、マナーのある振る舞いを心がけよう。時間には余裕を持って、10分前には会場に到着しておくように。


待機


大きな声でおしゃべりをしたり、携帯をいじったりせず、姿勢を正して待とう。緊張するかもしれないが、周りを観察できるくらいの心の余裕を持てるとよい。携帯電話の電源は切っておくか、バイブレーターをオフにしたマナーモードに。


入室


ノックはゆっくりと3回行う。2回は空室確認を、3回は入室確認を意味するので、面接の場合は「コン、コン、コン」と3 回ノックしよう。ゆっくりとノックしている間に気持ちを落ち着け、「どうぞお入りください」と言われたら扉を開けよう。入室したら扉のほうに向き直り、扉を静かに閉める。後ろ手に扉を閉めるのはNGだ。閉め終わったら、面接担当者のほうに向き直り、扉の前で「失礼します」と一礼してからいすに向かおう。いすの左側か後ろに立ち、「○○大学の××××です。よろしくお願いいたします」と言って一礼を。着席するのは面接担当者に「おかけください」と勧められてから。「はい、失礼いたします」と言って着席しよう。


面接


かばんは足下に置き、男性は手を軽く握った状態、女性は手を重ねてひざの上に。姿勢を正して、面接担当者の目を見ながら自然な笑顔で受け答えしよう。アイコンタクトでのコミュニケーションが大切。


ポイント


いすの半分くらいの位置に座り、あごを引いて背筋を伸ばし、心持ち肩を後ろに引いて胸を張ると美しい。背中をそる、足を投げ出す、猫背になるなど、崩した姿勢はだらしなく見えるので注意。

女性は、ひざを離さずに足を揃えて座る。


退室


面接が終わったら、着席したまま一度「本日は、ありがとうございました」と一礼し、起立していすの横で再度「ありがとうございました」と一礼する。時間を取っていただいたことに対する感謝の気持ちを込めておじぎをしよう。ドアの手前で面接担当者のほうに向き直り、「失礼いたします」とあいさつし、退出する。退出すると気を緩めてしまいがちだが、だらしない態度をとったり、携帯を確認したりするのはNG。建物を出るまでが面接だと意識して行動しよう。


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