【就活】自己分析のやり方はこれで完璧!自己分析を完成するステップ5つ

自己分析の目的を理解しよう


まず、自己分析の目的を理解しましょう。そもそもなぜ自己分析をするのか?を理解しておかなければ、意味のある自己分析は出来ません。


企業が「本当に知りたいこと」

自己分析のゴールを理解するには、「企業はどんなことを採用で重視しているのか?」を知る必要があります。企業はどんなことを採用で重視しているのか?

リクルートの就職活動意識調査「就職白書」によれば、企業が採用にあた理重視している項目は、以下の順になっています。(図グラフ左側)



この図のように、1位「人柄(93%が重視)」2位「企業への熱意(78%が重視)」3位「今後の可能性(72%)」です。学生がよくアピールする「ゼミ」「サークル」などに比べて、いかにこの3つが重視されているかがわかると思います。つまり、企業は


「学生がどんな人なのか?」

「なぜその企業に入りたいのか?」

「どんな風に会社で活躍してくれそうか?」


この3つを知りたいと考えているわけです。この3つの疑問にしっかり答えられるようになれば、内定がぐっと近づきます。自己分析とは、この3つの疑問に上手く答えるためにするものなのですね。


自己分析のゴールとは?


では、自己分析では、この3つの疑問に答えるために、どんなことをすればよいのでしょうか?それは、


自分は〜な人間です。(自分はどういう人間か、何が得意かを説明する)

自分は〜なことにやりがいを感じる(自分のやりたいことを説明する)

だから、御社で〜にチャレンジしたい(会社でチャレンジしたいことを説明する)


この3つを上手く答えられるようになれば、自己分析は十分です。この3点に答えられるようになれば、企業の知りたい「人柄」「企業への熱意」「今後の可能性」の3点をアピールできます。

以下では、この3つのポイントに上手く答えるための自己分析のやり方をご紹介します!


過去の経験を棚卸しにする(自分史の作成)


まずは、過去に「頑張った経験」「真剣に取り組んだ経験」を棚卸しして、「自分史」を作成していきましょう。「この経験は面接でPRできないから…」と排除せずに、「真剣に取り組んだ経験」なら何でも良いので、ひたすら箇条書きにしていきましょう。



なぜ「頑張った経験」を振り返るのか?それは、「頑張った経験」を分析すると「自分はこんなことが得意だ」「自分はこういう時に燃えた、モチベーションが上がった」等の、「自己PR」「志望動機」のヒントがザクザク見つかるからです。

どんな小さなことでも良いので、あなたが主体的に打ち込んだ活動を洗い出し、箇条書きにしていきましょう。面倒臭がらずにこの過程をしっかりやっておくと、自己PR・志望動機の作成で苦労しなくなります。


過去の経験を分析する


あなたが打ち込んだ活動の中には、「あなたがどうやって問題を解決する人間か(長所のヒント)」「あなたが燃えるのはどんな時か?(やりたいこと・志望動機のヒント)」が見つかります。具体的には、以下のポイントを分析しましょう。


なぜその活動に取り組んだのか?(始めた動機)

なぜその活動を頑張れたのか?(モチベーションの理由)

その活動の中で、どんな問題・課題に取り組んだのか?(課題・問題)

その課題・問題に対して、あなたはどのような対処をしたのか?(対処法)

対処した結果はどうだったか?(結果)

その結果から、どんなことを学んだのか?どんな影響を受けたのか?(成長・学び)

その活動の中で、辛い壁にぶつかったか?その壁を乗り越えられたか?なぜ乗り越えられたのか?(挫折と継続できた理由)


これらのポイントを分析してきましょう。上記のポイントを分析すれば「自分はどんな時・環境なら頑張れるのか?(やりたいこと・志望動機のヒント)」「自分はどうやって課題を解決する人間なのか(長所のヒント)」が見つかるでしょう。


過去の経験から長所を見つける


複数の経験に共通する行動パターンを探す


2で掘り下げた中で、「自分が課題・問題にどうやって取り組み、どうやって結果を出すか」ということがわかってきたと思います。


複数の経験の中で共通している行動パターンを探しましょう。たとえば、「自分は、対立している人間関係の間をとりもって、関係を改善する立場になることが多いな」とか「問題を解決する最短の方法を考えて、課題に取り組んでいるな」等の、共通する行動パターンが見つかるはずです。


長所を名付ける


複数の経験に共通する行動パターン・問題への対処法を一言でいうと、どんな長所なのかを考えます。以下の表からしっくりくる表現を探してください。


これを仮の長所とします。


的確なキャッチフレーズをつける


上記の表で「責任感がある」や「協調性がある」等の長所が見つかったはずです。ただ、自己PRで「私の長所は責任感があることです」というと、どうしても凡庸な印象になります。


たとえば、責任感といっても、「一度決めたら投げださない」「人の嫌がることも厭わない」「求められている以上の付加価値を出せるように努力する」等のいろいろな責任感がありますよね。


あなたの「仮の長所」をもっと的確なキャッチフレーズで表現できないか?ふさわしい言葉を探してください。


「やりたいこと」を見つける


それぞれの経験に共通して出てくる「頑張れた理由」「続けられた理由」に着目する

複数の経験に共通する「頑張れた理由」から「自分はどんな時に燃えるのか?」頑張れるのか」を言語化していく

「燃えること」を重視して仕事をするなら、どんな業界でどんな仕事が向いているのか?


頑張れた理由を詳しく掘り下げていけば「自分はこんな時・環境で燃えている」というモチベーションの源泉が見つかるはずです。


複数の頑張った経験の中で共通する「モチベーションの源泉」を探していきましょう。それがあなたの「やりがいを感じるポイント」になります。


次に、その「やりがいを感じるポイント」を社会で実現するには、どんな仕事・業務につけばいいか、を具体的に考えていきましょう。


といっても、イメージが沸かないかもしれません。そんな人のために、私が就職活動の時に行った「やりたいこと分析」の例を紹介します。


(1)打ち込んだこと

中学時代…総合学習で「●●市のラーメン特集」というレポートをつくるのに夏休みをまるまる使った

高校時代…最短時間で結果を出すための「勉強法」を編み出したり、良い参考書探しにハマり、学習法のサイトをつくった

大学1〜2年…深夜ラジオにハガキを投稿するのに夢中になった

大学3年…ベンチャー企業での新規事業開発のインターンに夢中になり、深夜まで働くことも

大学3年の冬にはiPhoneアプリの開発にも打ち込んだ

(2)なぜ打ち込めたか?

アイデアを出すのが楽しかったから

自分のアイデアを世に問う。発表する。試すのが楽しかった

(3)それぞれの経験に共通するのは?

自分なりにアイデア・企画を考えて、それを形にすることに喜びを感じていた

(4)それを社会で実現するには、どんな仕事が向いているか?

「新しいアイデアを試せる環境」には、「若手が裁量を持てる」「ビジネスモデルがかたまっていない産業」「サービスを始めるのに設備投資がかからない環境」が必要だろう

それが実現できるのは、webサービスやモバイル・アプリの開発会社ではないか?逆に、金融業界やインフラ業界はサービスがカッチリ固まっているので軸には該当しないのでは?


このような形で「自分がやりがいを感じるのはどんな時・環境か?」「それを仕事で実現するには、どうすればいいか?」を考えましょう。「やりたいこと」「志望業界」が自然と見つかってくるはずです。


自己分析から「自己PR」「志望動機」をつくりだす

リクルートの調査によれば、企業が採用で重視している項目1位は「人柄(93%の企業が重視)」2位は「企業への熱意(78%の企業が重視)」となっています。ちなみに、語学力は15%、所属クラブ・サークルは10%に過ぎません。いかにこの項目が重視されているかがわかると思います。


「人柄」に答えるために「自己PR」を。「企業への熱意」に答えるために、「志望動機」を用意する必要があります。


自己分析の結果を活かすことで、採用担当に響く自己PR・志望動機を生み出すことができます。以下の記事を参考に、内定レベルの自己PR・志望動機をつくりましょう。


自己分析から自己PRをつくるやり方

今までにやった自己分析の結果から、企業の採用担当に響く自己PRを作るやり方を解説いたします。例文つきなので、直感的に内定する自己PRのイメージがつかめると思います。


自己分析から志望動機をつくる方法

今までにやった自己分析の結果から、企業の採用担当に響く志望動機を作るやり方を解説いたします。例文つきなので、直感的に内定する志望動機のイメージがつかめると思います。



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